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2009年01月21日

高齢者への政治

ある日、病院での風景をみて、ふと気づいたことがあります。
大勢が見るテレビ(外来待合室や、病棟面会フロアなど)では、国会中継が放送されていることが多いようです。そして、高齢者の方々が何人かでこれをみています。もっとも、病院にいる患者は高齢者が多いわけですが、彼等がみるときに、そのような場所であまりバラエティー番組などがふさわしくなければ、どうしても国会中継、という風になってしまうのかも知れませんが・・・
でも、個人が自由な番組を選べる病室のテレビでも国会中継をみている高齢者が多いようです。

結局、高齢者が政治に強い関心をもち、選挙に行く確率が高い、ということで、政治家は高齢者の歓心を得られる政策すすめるようになります。
例えば最近話題の定額給付金。子供・高齢者に多く支給する、とのことです。子供は少子化対策ということもあり理解できるのですが、高齢者は一体??
定額給付金の目的が景気対策、ということであれば、高齢者は他の世代よりも消費するということでしょうか?そうは思えません。
今回の景気悪化でダメージが大きいのは、現在働いて給料をもらっている世代ではないでしょうか?高齢者でも働いている人ももちろんいますが、退職者の割合が多いのは事実です。
彼等にとってのダメージは、
・年金の減額
・インフレの進行による年金や保有資産の相対的な価値の低下
・消費税値上げ
・高齢者自身が負担する社会保障費の増大
・社会保障の質の低下
になります。
年金の減額はとりあえずなさそうです(今後の世代が貰える年金は明らかに減ることが分かっているのですから、早急に減額すべきだと思いますが)。
一時物価が上がりましたが、商品価格は低下し、景気の悪化もあいまって、ここしばらくは、むしろデフレ方向に進みそうです。
景気の問題がなければ、消費税もいずれ値上げが必要なら早急にあげるべきだと思います。しかし、現状の景気では難しいのでしょう。
後期高齢者医療制度が施行されましたが、非難の嵐で、改悪も近そうです。彼等に応分の負担を求めることがおかしいのでしょうか?年金からの天引きがけしからんと言っているのは、踏み倒すつもりなのでしょうか?
今後、医療・介護により多くの費用が必要となりますので、社会保障の質の低下は予想されます。しかし、現在の高齢者よりも、将来の高齢者の方がより低質な社会保障になるのは目に見えています。

むしろ、現在の景気悪化で年金で生活し、預貯金・債券で資産を保有していた高齢者は勝ち組です。ほとんどダメージはありません。今後、現在の高齢者がお亡くなりになった後に、国の財政、年金の財源が苦しくなっても、もう関係はありません。困るのは現役の世代なのです。こんなことをはっきりという政治家はいません(選挙で当選できません)。マスコミもいません(叩かれたら困るからです)。
ただ給付金をばらまくのも考え物ですが、高齢者により手厚くばらまくのは選挙対策以外に意味があるのでしょうか?これもまた敗戦の日本を乗り越え、支えてきたことに対する恩賞なんでしょうか?

若い世代は、政治にあまり関心を持たない、選挙にも行かないという人が多いのでしょう。仕事をしていれば、昼間から国会中継なんてみません。ただ、あまり無関心すぎると、この国の資産は大きく目減りして、自分たちが将来に苦しむことになります。
お年寄りを大切にするのはいいことだ、年金から保険料を無条件に天引きされるのがかわいそう、などとのんきに言っている場合ではないと思います。

2009年01月18日

年金積立インデックスファンド海外新興国(エマージング)債券

久しぶりの書き込みです。
くまは新興国債券の投資に、年金積立インデックスファンド海外新興国(エマージング)債券を利用していましたが、先日運用報告書が届いていました。数日遅れで開封して中身をみてみたのですが・・・

1万口(元本10,000円)当たりの費用の明細(2008年4月1日~2008年11月17日)
信託報酬 50円
売買委託手数料 2円
保管費用・その他 88円
合計 140円

信託報酬 0.7875%だから、約7ヶ月半の運用に対する報酬としてはそんなものかも知れないのですが・・・
おいおい、保管費用・その他 88円って・・・年率にしたら、1.3~1.4%ぐらいになってしまうの??

これでは手数料が低廉なインデックスファンドも形無しです。こんなにかかってしまうものなのでしょうか?

「保管費用・その他」には、信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用(振替受益権に係る費用、受益証券等の管理事務、印刷費用、公告費用、監査費用、法律顧問・税務顧問への報酬費用等)、それらに付随する消費税相当額などを含みます。

と説明されています。しかし、同時期に設定された、年金積立インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式のほうをみてみると、保管費用・その他は19円と1/5ぐらいです。
債券と株式の違い、また規模の違い(純資産総額は2008年11月17日で債券が2.43億、株式が5億)はあるのでしょうが、ここまで違うとは・・・そして、株式が安いというより、債券が高いとは・・・

今後規模が大きくなっていくにつれ、安くなっていくことを期待したいのですが、2009年1月16日付の純資産総額2.44億とほとんど増えていません。
ここが最も信託報酬が安いインデックスファンドということで、ここに新興国債券クラスの資金を入れていたのですが、他の投資家はどのように投資しているのでしょうね?(だいたい以前は、新興国債券クラスのインデックスファンドは401k専用を除くと他になかったような。債券の直接購入?アクティブファンド?)
購入は、手数料無料キャンペーンを利用しました(なので、ドルコストせず、夏にまとめて買った結果、円高でより損失を拡大しています)。
しかし、新しくSTAM新興国債券インデックス・オープンが登場し、こちらの信託報酬は0.7560%、しかもノーロードときています。1月16日の純資産残高は0.35億円で、規模の観点からは、「保管費用・その他」をもっととられてしまいそうですが??今後はこちらが伸びそうな気がします。

しかし、何故にここまで高いのでしょうか?使途は記載されています。もちろん先進国と新興国、債券と株式の違いはあるのでしょう。
あくまで想像なのですが(証拠はございません)、元々運用会社の収益が薄いインデックスファンドです。その他の部分におけるコスト削減努力は不十分になるのかも知れません。極端に疑えば、相手の言い値で業務を依頼し(明らかに問題となるような不合理な値付けでなければ)、その代り、同じ相手に自社関連の業務は十分に値引きしてもらう、ぐらいはやっていそうです。新興国株式でそれがなければ、新興国債券特有の部分でしょうか?

STAMが登場するまでは401k専用を除くと唯一の新興国債券インデックスファンドでしたから、競争の原理が働かなかったのかも知れません。ですから、今後は変わってくれるのかも?
さっぱり改善の気配がなければ、そして、STAMの方が良ければ、乗り換えも検討に値するかもです。
(STAMはノーロードですが、年金積立で信託財産留保額0.3%をとられてしまいます。しかし、この「保管費用・その他」は0.3%がわずかにみえるぐらいのぼったくりですよ!!)

円高の進行でこちらも手痛く打撃を受けています。相場の変動は投資がリスクを負うものである以上仕方がないのですが、手数料を安く抑えることが投資に勝利する重要な点ですから、こだわりが必要なのです。